じゃんがらとは・・・
『じゃんがら』は、『じゃんがら念仏踊り』を略した言葉です。
『じゃんがら念仏踊り』は、新たに孟蘭盆を迎える家々を廻って仏前の庭などで奉納されます。
『じゃんがら念仏踊り』には、太鼓を打つ人と、鉦をたたく人がいます。
太鼓は腰から、膝頭の間にさげ、太鼓を打つ人は基本的には3人。
しかし、団体によって、人数の増減もあります。
太鼓打ちは踊りの中央に位置し、その脇から背後にかけて半円状に、左肩からさげた鉦を甲高くたたく人が10〜15人います。
鉦をたたくのを止めて、手踊りを交えながら歌唱を歌いつつ円陣をつくる場面もあります。
腰の底に響く太鼓の音と、宙を切る鉦の音の交錯、そして、ナアハアハア、メエヘエヘエという情緒あふれる歌の声が特徴です。
じゃんがらは念仏踊りの流れを汲む、いわきを代表する伝統芸能のひとつです。
いわき市の無形民俗文化財です。
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青年会の地域の特性を生かした活動の一環として、昭和46年度から「青年じゃんがら大会」が開催されています。(8月7日七夕祭り) 『じゃんがら念仏踊り』が大会として開催されることによって、各地区の練習にも一段と熱がこもり、青年会員同士の連帯感が強化され、また、『じゃんがら念仏踊り』以外の、現在では途絶えてしまった郷土芸能を見直し、復活の気運を盛り上げ、大きな成果をあげてきました。 また、この『じゃんがら念仏踊り』大会は会員たちだけの行事としてでなく、いわきの郷土芸能として市民の心にしっかりと根をはり、いわきの夏祭りの行事としても欠かせないものとなっております。 左の写真は中山青年会の写真です。 |
資料提供 「じゃんがら」 いわき市教育委員会
「いわき市の文化財」 いわき市教育委員会